第39章

週末、ナル自然公園。

ナル自然公園は市街地を抜けた先にあり、車なら4~5時間はかかる。だが神崎家はヘリで直行した。飛行時間は1時間にも満たない。

自然に囲まれた美しい場所で、キャンプ地は湖の手前の芝生に決めた。顔を上げれば、翡翠みたいに澄んだ湖が目に飛び込んでくる。

「わあ~、きれい!」

紬が目を輝かせる。

肩にとまった五ちゃんも、ガァガァとつられて鳴いた。

「わぁわぁ、きれーい!」

神崎吉弥や神崎雅志たちは、思わず笑ってしまう。

神崎聖子はぐるりと見回した。八人の息子が全員そろい、テントを張る者、給水に行く者、それぞれが当たり前のように動いている。理由もなく胸が温かくなる光...

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